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化学商社の醍醐味は、新しい道づくりにあり。

新卒で入社して10年ほど、私は化学品の営業に打ち込みました。当初は先輩がたが築いた道、既存の商材を特定の仕入先から特定のお客様に販売するルート営業の道をたどって、商社ビジネスの何たるかを理解。そこから少しずつ、自分が発信元になって新しい道を切り拓いてきました。例えば、樹脂に添加して燃えにくくする難燃剤が、実は家電や建材など身の回りの多くの製品に使われて市場が伸びていると注目。市場調査から始めて、中国のメーカーを仕入先に選定。現地への出張と国内ユーザーへのプロモーションを同時並行で取り組み、昭和興産の新たな商材として立ち上げに成功。あるいは、純度の高い工業用アルコールを医療材料のお客様に、やはり当社として初めて販売。引き続き、中国工場向けの供給ルートまで構築…といった感じで、私なりにいろいろ仕掛けてきました。商社で活動する限り、幅広い商材を扱える強みを活用して仕掛けていきたいし、何より化学のフィールドは、ちょっとした工夫で機能を付加できたりするわけで、それこそが「化け学の味」だと思って歩み続けてきたのです。

中国で、また一歩進んだ道づくりにチャレンジ。

海外にもよく出張していたので、駐在を経験してみたいと希望していたところ、タイミングにも恵まれ、2018年の11月に上海の現地法人に赴任しました。中国は上海と広州にオフィスがあり、日本からの駐在員は上海3名、広州1名。後はローカルのスタッフで、大きく北と南に区分けして、日本との輸出入から中国と東南アジアを結ぶ取引まで手広く担当しています。基本、昭和興産が扱っている商材全般をカバーしており、駐在員はマネジメントにも関わります。日本の本社のミニ版を、プレイングマネージャーとして率いる感じなので、また一歩進んだ道づくりのチャンスだと考えてチャレンジしています。とはいえ、外国なんですよ。請求書の作り方ひとつでも、やり方が違うので、今は現地の法律や商習慣への理解を深めながら、現地のお客様やスタッフとのコミュニケーションに努めているところです。上海は暮らしやすいので、妻と三人の子どもたちとの外国暮らしを楽しみながら、現地法人をしっかりマネジメントしていこう。中国語や文化も勉強して、人としても豊かに成長していきたいと意欲を燃やしています。

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