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化学品部で9年間、多岐にわたる商社営業を体験。

私はいろいろなことを知っていたいタイプです。
その点、化学の専攻をベースに、幅広い分野の顧客およびメーカーと接しながら、多種多様な商材を仕入れて販売できる昭和興産は願ってもない就職先でした。
実際、入社後約9年間、化学品の営業に携わるなかで、食品・バイオ・紙パルプ・樹脂添加剤など幅広い分野の業界を担当していました。
ほとんど味を損なうことなく減塩をアピールできる食品添加物や、紙の厚みを変えずに重さを軽くできる、再生紙を作る際に古紙からインクを取り除く製紙薬剤といったユニークな機能を持つ商材を扱う一方で、取扱量が多く、ユーザーも製品群も多岐にわたるポリマー添加剤事業の全社取りまとめ役を務めるなど、さまざまな業務を体験してキャリアを伸ばしてきました。
だからこそ、次に異動するなら、また新たな未知の分野にトライしたい。
できれば、あまり関わりのなかった海外ビジネスに就きたいと希望し、 前任者の帰任というタイミングにも恵まれて、
2023年3月にタイ・バンコクの現地法人に赴任することになりました。
SHOWA KOSAN (THAILAND)は2024年で設立27年。
当社の海外現法のなかで最も歴史があり、日系企業からタイの製造業のお客様まで、日用品・樹脂・食品・塗料などの業界をカバーして販路を拡大しています。
仕入先もタイ国内にとどまらず、中国・東南アジア・日本・中東へとネットワークを広げているので、チャンスに満ちていると期待して現地に向かいました。 

オマーンやトルコ、インドへも目を広げて仕入先を開拓。

当社の駐在員はプレイングマネージャーの役割を担います。
管理職としてローカルの営業スタッフを率いると同時に、自らもプレイヤーとして営業の先頭に立つのです。
現地では英語でのやりとりが主となりますが、単語ひとつの使い方でこちらの意図が相手にうまく伝わらないこともあり、正直コミュニケーションには苦労しています。
貿易業務では法制や商習慣が国ごとに異なるため、日々の業務を通じて理解を深めている段階ですが、塗料用の樹脂材料や食品添加剤で、お客様のご要望に適した調達先を見つけてサンプル出荷できた案件もあって手ごたえを感じています。
オフタイムでは寺院観光やゴルフなどのアクティビティや、タイ・東南アジア・日本料理などの多彩な食を楽しみ、リフレッシュしています。 

赴任して1年目なので、これからではありますが、今後はバンコクを拠点にオマーンやトルコ、インドなど各地を駈けめぐり、新規仕入先の開拓や、タイローカルの顧客への実績化に注力したいと明確な目標も見えてきました。
海外に出ると、言葉や価値観の違いから戸惑うことも多々ありますが、そこでめげてしまったらビジネスは前に進みません。
どうしたらギャップを解消できるか。郷にいれば郷に従えで、こちらから働きかけて現地のメンバーを巻き込み、「チームプレイで問題解決を図る努力が鍵を握る」というのが、私のいちばんの実感です。 

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