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年間20億円の原料を国内外から買い付ける。

私が所属している化学品第1グループは、ユニークな商社ビジネスを手がけています。「川上のメーカーから商材を仕入れ、川下のユーザーに販売する」一般的な商流とは違って、「ユーザーのお客様(化学品メーカー)一社のご依頼にお応えして、国内外の多数のメーカーから原料を買い付けて収める」調達側の役割を担っているからです。そのうえ、お客様の工場は日本・中国・東南アジアの各地にあり、製品も洗剤や衛生用品など日用品から工業用品まで多岐にわたるため、それぞれ異なる生産アイテムや生産計画、必要な原料の種類と量、供給ルート等を考えながら、最適なサプライチェーンの構築に努めます。取引金額も大きくて、私一人だけで年間20億円。グループには年間50億円のビッグビジネスを一手に扱っている上司もいます。とはいえ、仕入先メーカーからお客様先へ、ただ多種大量の原料をデリバリーしているだけでは、商社として関わる意義がありません。何かバリューを付加して存在価値を生み出そうと、私なりにトライアルしているところです。

価値を生むソリューションは現場・現物にある。

私は、誰でも簡単に入手できるネットやメディアの情報より、自分の目で見てキャッチした生の情報を重視しています。例えば、衛生用品に使われる高吸水樹脂について、おむつやナプキンの巨大市場の中国に半年に一回のペースで出張。スーパーで調査して、メイドインジャパンやメイドインチャイナのどんな製品がどんな価格帯で売られているか、売れ筋やセールや競合品の状況は…など、消費者が買い物をする現場の最前線の動きを捉え、お客様との商談に展開しています。もうひとつは進行中の案件で、お客様から香料原料に関するお問い合わせがあり、調べてみると、当社の他の部門で他の用途向けに供給していて在庫もあると分かりました。私はすぐにストックポイントへ車を走らせ、ヘルメットを被って自分の手でサンプリング。お客様に現物を提案して喜ばれました。付加価値を生み出すソリューション(答え)は、現場・現物にあるんです。自由度の高い当社の利点を活かして現場を飛び回り、現物を見て手にして、「自分オリジナルの答え」を打ち出す。そうした取り組みこそが、嬉しい働きがいにつながると、私は確信して頑張っています。

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